企業理念
mission
植物のチカラで健康を提供する
私たちは、昭和29年に製麺業(乾めんや生めん)で創業しました。高度経済成長を迎え、戦後の焼け野原から成長していく時代には、働く人たちにとって、美味しいものをお腹いっぱい食べてもらうことが、何よりも食品会社に求められていました。
昭和44年、インスタントラーメンの製造を始めました。より簡単に美味しいものを食べるという習慣が求められ、いくつものインスタントラーメンをつくってきました。ラーメンには野菜が入ります。「かやく」とよばれる野菜を乾燥した具材です。さいわいにも大分県豊後高田市はネギの産地で、地元の農家さんに協力してもらい、昭和52年、乾燥野菜の製造を始めました。沢山の地元の農家さんに支えられ、インスタントラーメンに入れる乾燥野菜をつくり、全国へと広げていきました。経済的な豊かさから食文化は大きく変化していきました。
その後、高度成長期の終わりとともに飽食の時代が終わり、次第に健康意識が高まりました。私たち食品会社に求められるのは、より健康的な食品でした。乾燥野菜の製造を得意としていた私たちは、栄養価の高い野菜を粉末にした「青汁」の製造にとりかかりました。
「野菜を残さず食べなさい」小さな頃、そう言われた記憶がある方は多いのではないでしょうか。野菜を食べると健康でいられる、とても当たり前のことですが、その当たり前が我々にはできていないという事実があります。日本の厚生労働省は1日350gの野菜を食べることを推奨しています。しかし、最近おこなった国民・栄養調査では、20歳以上の方で平均1日280gしか食べていないということがわかりました。約70gの野菜不足です。私たちは、この野菜不足を補ってもらうために、青汁を提供していくことを考えました。また、栄養成分を持つ野菜だけではなく、食後の血糖値の上昇を抑えたり、血圧を下げたり、食べことで病気を予防する植物の機能についても研究を始めました。
野菜不足と病気の関係は明らかになっています。野菜不足を補い病気を予防することで、社会課題である医療費や介護費といった社会保障費を削減することができます。野菜や機能性を持つ植物のチカラで、健康を提供し社会課題を解決する。それが私たちの使命です。
vision
私たちの企業活動で、社会課題・環境課題を解決する
私たちの活動のきっかけは、国連が開催した気候変動を考える会議であるCOP21です。この会議で、「4パーミル・イニシアチブ」という取り組みが注目されました。この取り組みは、大気中にあるCO2を土壌に取り込むことで、気候変動の抑制を目指すものであり、「4パーミル」とは、世界中の土壌に毎年4/1000の炭素量を増加させることを意味します。この炭素量の増加により、私たちの経済活動で排出されるCO2をゼロにすることができるとされています。
私たちは、有機農法で野菜や機能性を持つ植物を栽培しています。有機農法は、土壌に炭素量を増加させる方法のひとつであり、大気中のCO2が光合成によって植物に取り込まれ、その植物が枯れた後、土壌中の生き物やバクテリアによって炭素を含む有機物へと変わることで、土壌が豊かになります。
最初は食の安全と安心を目的に有機農法を始めましたが、現在では環境課題の解決手段として取り組んでいます。私たちは、植物の力を活用して、健康の提供や医療・介護のサポートをするだけでなく、環境問題に対しても真剣に取り組んでいることをお伝えしたいと思います。
value
お客様第一主義を貫く
私たちが対象とするお客様は、健康をもとめるお客様です。例えば、年齢と共に食が細くなる高齢のお客様には、1日350gの野菜を食べることが難しくなります。咀嚼についても問題が発生し、効率よく野菜を食べることが難しくなります。その様なお客様でも野菜の栄養を摂ってもらうために、ゼリータイプの商品を開発し提供しています。様々なシーンで様々なお客様が健康を求めています。私たちはお客様のニーズや要望に真摯に向き合い、常にお客様の立場に立って考え、サービスの質を向上させることを目指しています。お客様からのご意見やご要望を積極的に取り入れ、より満足度の高いサービスを提供するために努力しています。お客様との信頼関係を大切にし、長期的な関係を築いていくことで、お客様のニーズに応え続け、社会に貢献することが私たちの価値観です。
未来志向で変化し続ける
私たちは常に変化を恐れず、新しいことにチャレンジし続けることを大切にしています。例えば、地球温暖化が進む中でも、生育に適した品種を見つけ出すために栽培試験を重ね、植物のチカラを最大限に引き出すために植物のことをよく知るよう努めています。私たちは温暖化を抑制することと同時に、温暖化に適応することも重要だと考えています。現代社会は急速に変化していますが、私たちは柔軟に対応し、最新技術や情報を取り入れ、常に進化し続けることが重要だと信じています。未来に向けた挑戦と変革を継続することで、お客様や社会に貢献し、私たち自身も成長していくことが私たちの価値観です。
メッセージ
message
ものづくりを通して、一人でも多くのお客様に
満足と喜びをお届けし、社会に貢献する。
佐々木食品工業は、大分県の豊かな自然を基盤として、昭和29年に製粉・製麺の加工業者としてスタートいたしました。以来、時代とともに多様化する人々の食生活の変化に対応できる食品メーカーを目指して、成長・発展をしてきました。
近年の自然志向の高まりや高齢化社会の到来により、野菜を中心とする食品産業の役割は益々重要なものとなり、健康食品の価値は高まっていくものと考えています。
そのような中で、私たちがこれまで培ってきた技術・経験をもって、安全でより美味しく、より健やかな生活をお届けできる食品を提供していくことが我々の使命であると考えています。
現在、広くアジアにおいても積極的にグローバル展開を図り、これからの日本・アジアを取り巻く大きな変化の中で、多様化する皆様のご要望に応えるため、原料サプライヤーとして、また、OEMメーカーとして、いかなる時も迅速に対応致します。
ただ単に「取引」を行うのではなく、私どもが長年に渡り培った技術で、皆様のお手伝いをさせて頂く「取組み」ができれば幸いでございます。
会社概要・アクセス
社名 | 佐々木食品工業株式会社 英語社名:SASAKI FOOD Co.,Ltd |
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創業 | 1954年(昭和29年)5月5日 |
所在地 | 〒879-0615 大分県豊後高田市界276 |
従業員数 | 150名 |
資本金 | 4,980万円 |
業務内容 | OEM・青汁原料の製造、販売 食品の受託加工(乾燥・殺菌・粉砕) 通信販売事業 温浴事業 |
代表取締役 | 佐々木 興平 |
アクセス |
大分空港より47.9km |
沿革
since 1954美味しさへの追求
製麺業から創業して、即席麺・乾燥野菜といった直ぐに空腹を満たせる美味しい食品を追求してきました。
- 1954年5月
- 製粉、製麺の加工(有)佐々木製麺として豊後高田市に創業
- 1963年12月
- 株式会社に組織変更
- 1969年9月
- 日清食品(株)の協力工場として即席ラーメン製造開始
- 1977年11月
- 界工場(現本社工場)完成、乾燥野菜製造開始
since 2001健康への追求
乾燥野菜から青汁事業へとシフトして、食べることで健康になることを追求しています。
- 2001年1月
- (株)自然食研を設立
- 2003年11月
- 殺菌、粉砕工場増設
- 2004年7月
- 有機JAS認定(圃場/工場)取得
- 2005年11月
- 有機JAS認定(小分け)取得
- 2011年1月
- ISO22000認証取得
since 2011環境課題解決への追及
2050年に向けては、環境課題を解決するために食品会社ができることとしてカーボンニュートラルに向けた取り組みを行っています。
- 2011年11月
- 農業生産法人 (株)自然農研設立
- 2012年3月
- 殺菌粉砕ライン増設
- 2015年3月
- (株)自然食研を吸収合併
- 2021年6月
- 通信販売事業を会社分割
- 2024年1月
- 太陽光発電設備導入予定